「大型射出成形機」という用語は、通常500〜4000トンの締め付け力を持つクラスの装置を指し、大型プラスチック部品の製造や、小型品を大量生産するための多穴型金型の運転に使用されます。これらの装置は、発生する巨大な力を耐えうるように、頑丈で、しばしば4本のタイバー構造を備えており、負荷下でのプレートの平行性を確保しています。広いプレート面積により大型の金型が取り付け可能で、十分なデイライト(可動域)とストロークにより深絞りの部品も成形できます。射出ユニットは、大容量の溶融能力と高速射出が可能なように設計されており、大きな直径のねじや高出力ドライブを備えることが一般的です。大型機による成形では、1ショットあたりの材料コストが高額になるため、また不良品が発生した場合の損失も大きくなるため、成形条件の細心の管理が求められます。重要なポイントとして、長距離の流れに対しジェッティングやヒステリシスラインを防ぐための射出速度プロファイルの最適化、ホットランナー系統におけるフィルパターン制御のための逐次バルブゲーティングの実施、厚肉部品に伴う長いサイクルタイムを管理するための高度な冷却チャンネル設計などが挙げられます。これらの装置は、自動車用インパネル、大型コンテナ、家具などの複雑な部品を製造するために、コア引き工程、ガスアシスト射出ユニット、マルチコンポーネント機能などのカスタムオプションを搭載されることがよくあります。大型射出成形機への投資は、装置自体だけでなく、それに伴う大型金型の費用も大きく、自動車、建設、主要消費財などの分野において長期的な生産プロジェクトへのコミットメントとなります。